アロマテラピストの仕事内容

アロマテラピストの仕事内容

女性のくつろぎの時間としてアロマテラピストの施術を受けるのは贅沢な時間でもあります。また、ストレスが溜まって辛い時にアロマセラピーを受ける人も多いでしょう。
施術を受けてアロマテラピーの良さを実感して、アロマテラピストになりたいと思う女性も増えています。
ここでは、アロマテラピストの仕事内容や働き方について紹介していきます。

アロマテラピストの仕事内容

カウンセリング

アロマセラピストの施術を受けにくるお客さんは、何らかの悩みを抱えていることがほとんどです。そこをはずさずにアプローチできれば、お店への満足度もグンと上がるもの。そんなお客さんの悩みをしっかりと理解して適切なアドバイスができることも、アロマセラピストに求められる能力のひとつです。
施術の前にはカウンセリングを行い、今現在抱えている心身のお悩みをヒアリングしていきます。たとえば「肩こり」という症状でも、ストレスからくるものもあれば目の疲れからくるもの、運動不足からくるものもあり、その原因は人によってさまざま。どのタイプに当てはまるかによって、アプローチの方法は違ってきます。カウンセリングを丁寧に行うことは、トリートメントの効果を上げるためにも大切なのです。
このようにアロマセラピーは毎日の生活習慣レベルからの改善を必要とするものですから、施術後のアフターフォローも必須です。トリートメントの効果を持続させるための自宅ケア法をお客さんに伝えるサロンも多くあります。
特に美容や痩身を目的とするサロンでは、お客さんのお悩みにそって、食生活や運動、生活サイクルなどのカウンセリングを行うこともあるようです。施術内容やアドバイス内容をカルテに記録しておくことで、長期的な視点でアドバイスを行うことができますし、お客さんに継続して来店してもらいやすいというメリットもあるからです。

アロマオイルの調合

コンサルテーションによって導き出された結果をもとに、医療現場でも使われているアロマオイルの調合を行います。

身体のトリートメント

基本的には軽擦法(優しくなでるような方法)でリンパ・血液の流れを高めるマッサージを行います。疲れがでている部位には優しく揉みほぐしたり、ツボ押しをしたりします。
また、東洋医学における「気」の流れを整え、身体のバランスを整えていきます。

心のトリートメント

お客様のお話を聞くことでストレスリリーフにつながったり、状態を知り、その時の心の状態に合わせた精油を使用することで精神と感情のバランスを整えます。

おもてなし

サロンの雰囲気によっておもてなし方法は違いがありますが、基本的にアロマセラピーサロンにはリラックスや癒しを求めてご来店される方が多く、迎え入れるセラピストにはおもてなしの心が求められます。
ご来店時の迎え入れ方、お見送りの仕方はもちろん、お部屋の温度、湿度、音楽の大きさや照明の明るさ、トリートメント時のセラピストの手の温かさや、スチームタオルの温度などもお客様への配慮が必要です。
またお客様との会話のテンポ、声の大きさ、言葉の使い方といったことも大切で、そういったことが、お客様がよりリラックスできる環境をつくる要因になり、1つ1つの会話やカウンセリング時の様子、トリートメント時の身体の状態からからその方の要望を読みとり、お客様が心地よくリラックスできる空間を用意する必要があります。

サロン雑務

サロンでは接客以外にも様々な雑務があり、タオルや備品準備のための水仕事、トリートメントルームの清掃など体力も必要です。また予約対応等の電話や、サロンや役職によって発注、サロンPR活動、経理業務等がある場合もあります。

アロマセラピストになる方法

アロマセラピストになるために必要な学歴や資格

アロマセラピストは民間資格しかなく、必ず資格がなくてはアロマセラピストになれないということはありません。
サロンなどの従業員として、経験を積んでいく人もいます。しかし、大手のサロンでは、資格をもっていることを前提にアロマセラピストの求人をしているケースもあるでしょう。
海外では医療の一つともされるアロマセラピーであるため、心と体、肌への影響が大きい施術です。
サロンによっては指定の民間団体の資格を持っていないと働けないところもあります。
アロマセラピストの資格は通信教育、資格認定のスクールや美容系の美容系の専門学校でも学べるでしょう。
アロマセラピストとして開業するにしても、独学では難しいです。

アロマセラピストの勤務体系と休日

アロマセラピストは顧客あってこその仕事であり、顧客に合わせなければならないため、土日祝日が少ないシフト勤務になるでしょう。
給料日直後やイベントシーズンが繁忙期です。
また、エステサロンなどの営業時間は拘束時間が長いことが予想されます。
立ちっぱなしで力もいる仕事であるため、好きだからこそこなしていけるのがアロマセラピストといえるでしょう。

アロマセラピストの働き方

アロマ専門ショップに勤務

勤務するお店で取り扱うエッセンシャルオイルやアロマグッズについての商品知識を習得し、人によって異なる好みや悩みに応じたおすすめの商品を紹介したり、使い方のアドバイスを行います。
施術よりもカウンセリング的なスキルが求められる職場です。

美容サロン、アロマトリートメントサロンに勤務

マッサージや鍼などの治療院、心療内科などの医療関係施設では、待合室や施術室にリラックス効果のあるアロマを使うなど、アロマテラピーを取り入れるところが増えています。
医療機関では患者さんに触れる施術はできませんが、そのような施設や一般の店舗などでもアロマセラピストの活躍の場が増えています。

その他施設や店舗にアドバイザーとして勤務

マッサージや鍼などの治療院、心療内科などの医療関係施設では、待合室や施術室にリラックス効果のあるアロマを使うなど、アロマテラピーを取り入れるところが増えています。
医療機関では患者さんに触れる施術はできませんが、そのような施設や一般の店舗などでもアロマセラピストの活躍の場が増えています。

アロマスクールの講師として働く

民間のアロマセラピスト関連の資格を取得し、上記の職場で経験を積んだ人なら、後続のアロマセラピストを育てる講師としての勤務も可能です。

まとめ

アロマセラピストは、お客さんの悩みをしっかりと理解して適切な施術やアドバイスができることが、アロマセラピストに求められる能力のひとつです。
お客様の悩みを解決し、満足いくカウンセリングや施術をしていくことで信頼関係を作り次の仕事につながっていきます。
そして何よりも、自分が施術したお客さんが元気になって喜んでくれる人が増えていくこともやりがいになります。
興味がある方は、是非その道を歩みましょう。

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